カメラ始めたての人は最初からマニュアルモードでISO感度やシャッタースピード(ss)、F値を自分で設定して写真を撮るのは難しくてなかなかスムーズに撮影できないですよね。
ただ心配しないでください。カメラにはISO感度やシャッタースピード、F値をオートでそれぞれ設定する機能があります。
初心者はもちろん私も普段シャッタースピード優先モードで撮影しています。
シャッタースピード優先モードであればF値とISO感度をコントロールして、自分の設定したいシャッタースピードになるようにすればいいだけなのです。
シャッタースピード優先モード
シャッタースピード優先モードはISO感度やF値、露光量は自身で設定して、設定した露光量の写真になるようにシャッタースピードを勝手に決めてくれるモードです。自分で撮りたい明るさを決めて、F値とISO感度だけを気にするだけでいいのです。
それぞれのカメラのシャッタースピード優先モード
カメラによって異なるのですが、メーカーによって名前や設定方法は異なります。
SONY・NIKON・OLYMPUS
SONY、NIKON、OLYMPUSではシャッタースピード優先モードはSモードという名前となっています。
CANON・PENTAX
CANON、PENTAXではシャッタースピード優先モードはTvモードという名前になっています。
FUJIFILM
FUJIFILMではシャッタースピード優先モードはAモード(PSAMモードの中のA)です。
ロケーション別シャッタースピード(他ISO感度、F値)の決定方法
では、実際どのようなロケーションではどんな設定でシャッタースピードを決めているのか、実際に撮影した写真を見ながら解説していきます。
シャッタースピード優先モードの撮影の設定手順としては以下の流れで撮影しています。
- 露出の決定(理想のシャッタースピードを考えておく)
- ISO感度の決定(基本固定してどのくらいまで上げれるのか上限を決めておく)
- F値の決定(基本は固定するが必要な場合どこまで下げるのか考えておく)
- 理想のシャッタースピードになるように露出、ISO感度、F値を設定する
日中スナップ
日中スナップは基本明るく光量が多いため、ISO感度は100に近くにしてF値はスナップ撮影の場合絞って多くのものにピントが合うように4~8に設定することが多いです。そして白飛びを避けるため露光量は-1くらいにしています。そのような設定をした場合シャッタースピードは1/200~1/1000~という数字になります。
この写真の設定は写真下記のようになります。
絶対ブレないようにシャッタースピードは早めに設定して、ピントも広く合わせたいのでF5.6ほど、白飛びをしないように露光量は-0.7でISO感度が400となっています。
この写真はトンネルの影っぽさも出したいため露光量は少し下げ-0.3、ピントはある程度合わせたいためF4、シャッタースピードはブレないくらいで余裕を持たせて1/180、この設定にするためにISO感度は昼ですが1000にしました。
この写真はあえて人の流れを出すためにシャッタースピードを手持ちでカメラを手すりに添えながら撮れる限界の0.6秒に設定し、全体にしっかりピントが合うようにF13、暗めのホームなので露光量は0、ISO感度はそうすると上げる必要がなくなり100となりました。もちろん180mm超望遠ほぼ手持ちなのでブレる写真を量産しながら撮影しました。笑
この写真は雨の日の少し暗くなり始める前くらいの時間での撮影です。商店街の奥を電車が通るのですが、現れるタイミングが踏切が降りてからは分かりにくく反射神経との勝負です。少し明るくするために露出補正を0に設定しますが早く走る電車も来るため、電車を止めるためにシャッタースピードが少し余裕を持って1/1600になるまでISO感度とF値を調整します。F値はある程度全体にしっかり合わせたいためF6.3にしてISO感度は日中ですが1000に上げました。
夜スナップ
夜のスナップ撮影では、白飛びをしないように露出を-0.7ほどISO感度は1000からスタート、F値は解放~4ほどで撮影するようにしています。シャッタースピードもなるべく1/100~にはなるように調整します。
このスナップ写真はタイミングを待って立ち止まって撮影しました。
夜のスナップは基本ISO感度1000からスタートして上げ下げします。そして露出補正も白飛びをしないように下げながら黒潰れしない程度まで下げて-1.7です。F値は一番低いF2.8です。シャッタースピードは被写体がぶれないであろうギリギリの1/100になるようにISO感度や露出、F値を設定しました。
夜の街中の写真は白飛びしやすいため基本露出は-1以下で撮影することをおすすめします。APS-Cセンサーのカメラでこのくらい綺麗に編集できますので心配しないでください。
ここはとても暗い路地でした。暗いためシャッタースピードがなかなか上げられず限界の1/80sで撮影しました。そのためにF値は一番低いF2.8に設定し、露出は光が弱くなりすぎない-2まで下げました。影はあえて黒潰れさせてシルエットにしました。そしてISO感度も1250ギリギリ許容範囲まで上げて撮影した一枚です。
夜景
夜景の撮影は基本三脚が使用できる場面では三脚を使用し、長秒露光をして綺麗に撮影します。しかし、三脚が使用できない場面もありますので、どうしてもシャッタースピードを上げるためにISO感度を大きく上げたりF値を開放にしたり、時にはシャッタースピードをとても遅くしてギリギリ手持ちで撮影できるくらいにすることも多いです。
これは歩道橋から三脚を使用し撮影しました。ですが設定はギリギリです。ある程度全体にピントを合わせたいためF4まで絞ります。暗くなりすぎないように露出は-1ほど。ISO感度は1250です。圧縮効果もあり、ピントが合っていない車がギリギリ止まっているように見える1/50で撮影しました。
このレーザービームは三脚をセットし長秒露光撮影をしました。数枚の写真を比較明合成で合成していますが、一本の道路をしっかりレーザーになるくらいがシャッタースピード24秒ほどでした。シャッタースピードが24秒になるようにISOは一番低い100、F値は少しよく絞りF13になりました。
この公園はかなり暗いためISO感度を2000まで上げました。全体にしっかりピントを合わせてたいためF値は8ほどです。露出は露飛びしないように-2です。最終的にシャッタースピードは0.6秒で地面にカメラを置き撮影しました。
この撮影はシャッタースピードは一番最後に決めました。
わざとシャッタースピードを少し遅めに設定して車が流れるように撮影しました。シャッタースピードをはじめに設定して、全体にピントが合うようにF値8に、そして露出は白飛びも黒跳びもしない0にしたところISO感度は500になりました。
花火の撮影です。これは難しかったです。バルブ撮影で撮りました。ISOは一番低い100露出は0。花火の灯りで白飛びしないようにです。花火が綺麗に全体映るように3秒間露出撮影をしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。カメラの設定をしていく上ではシャッタースピード、F値、ISO感度や露出について全てどのくらいに設定すると理想の絵になるかというのは知っておく必要があるので、全てを自分で設定できるようになった方がいいです。
ただ、全てを自分で設定するマニュアル撮影モードだとスナップ写真のような一瞬の瞬間が多く見られるロケーションなどでは撮影の機会を逃してしまうことも出てきてしまいます。
もちろんシャッタースピードを優先的に決めないロケーションもありますが、シャッタースピード優先モードでしたら、すぐさま設定をロケーションによって変えて撮影に臨むことができます。
設定していくうちにシャッタースピード、F値、ISO感度、露出の設定の最適な数字が分かるようになってきます。
初心者の人も、そうでない人にもおすすめの撮影モードです。ぜひマニュアルモードやオートモードで撮影している人もシャッタースピード優先モードを使用してみてください。
カメラやレンズを新しく購入する時は、購入前に一度レンタルしてみて自分が本当に必要な機材か確かめた方がいいです。
私もさまざまなカメラやレンズを購入しましたが、思っていたのと違くて買っては売ってを繰り返していました。
レンタルしてみて本当に良いと思えた機材を購入した方が結果的に安く済みます。
私が使用しているカメラ
コメント
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