MマウントのVoigtlanderの50mmのレンズは何種類かありますが、このVoigtlander HELIAR classic 50mm F1.5は2021年に発売された比較的新しいレンズです。
新しいレンズではありますが、クラシカルな外観、写りとなっております。
まだまだレビューが少ないVoigtlander HELIAR classic 50mm F1.5を使ってみてのレビューをしていきます。
最新のレンズなのにオールドレンズの様な写り??
各メーカーの新しいレンズはスペック競争となっている今、どれも個性がなくなりつつあるからね。Voigtlanderのこういうとこが好き
Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5
スペック
F値 | F1.5~F16 |
最短撮影距離 | 0.5m |
最大径×全長 | 56.8×41.9mm |
重量 | 255g |
フィルター径 | 49mm |
F値
F値は1.5~16とかなり明るく撮影することが出来ます。夜の撮影でも活躍します。
最短撮影距離
最短撮影距離は0.5m(50cm)と少し寄れるのです!
一般的には0.5mとなると遠いと思いますが、Mマウントは違います。寄れます。
50mmで0.5cmまで寄れるのでテーブルフォトが撮れるのです。Mマウントでは快挙です。
これだけでこのレンズを選択する理由になります。
サイズ、重量
サイズも小型で重さも225gしかないので軽量持ち歩きやすいです。
フィルター径
フィルター系は49mmと嬉しいですね。
49mmだとレンズフィルターが比較的安価なのと種類も豊富です。特にケンコーのブラックミストとホワイトミストとか。
外観
大きさは手のひらに半分ほどです。
カメラに取り付けました。
デザインもオールドレンズの様です。
レンズはシングルコーティングです。レンズ内はパープルに見えます。
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 S.Cはオレンジでしたね。
レンズフードとレンズフード用のキャップもありますが、個人的には長さも長くなってしまいますしレンズフードは付けない方が好みです。
作例
開放(F1.4)、玉ボケ
Voigtlanderは絞ると現代的なしっかり解像はしますが、Voigtlanderとしての個性が出るのは開放F値の時です。
Voigtlanderの玉ボケは、開放F値では綺麗なバブルボケになるものが多く私が最も好きなポイントです。
他作例
解像度について
Voigtlanderのレンズの特徴としては、開放では最短撮影距離あたりからのピント面は甘く、周辺減光が強くいですが、絞ると徐々に改善されていきF4辺りからかなりしっかり解像するレンズが多いです。
Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5は、開放でのピント面は甘く周辺減光も強いです。
絞ると解像度は上がりますが、ピント面のディティールがあまり良くはない感じがします。
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 S.Cと比較すると解像度の違いが目立ってしまい、ピントがずれてたのかな?と確認するたびに思う部分があります。
まとめ
各メーカーから新しく発売されるレンズは解像度も高く、よく写ります。
各々のメーカーでの写りの差はだんだん分からなくなってきています。
そんな中、求められるのは綺麗さだけではなく、ノスタルジック、クラシックな写りやフィルムのようなエモさ、そのようなものではないでしょうか。
Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5のように最新のレンズでありながら、F値開放では個性と言えるような特徴を持ちながら絞れば他社メーカーに負けないような素晴らしい解像感を持っています。
Voigtlander NOKTON Classic 40mmなどはマウントアダプターを介しても使っている人が多いですが、このVoigtlander HELIAR classic 50mm F1.5も新しく加えてみても面白いですよ。
今多くの人が求めているのは、綺麗な写りだけじゃないからね
クラシカルを求めてオールドレンズを買う人は沢山いるもんね!
カメラやレンズを新しく購入する時は、購入前に一度レンタルしてみて自分が本当に必要な機材か確かめた方がいいです。
私もさまざまなカメラやレンズを購入しましたが、思っていたのと違くて買っては売ってを繰り返していました。
レンタルしてみて本当に良いと思えた機材を購入した方が結果的に安く済みます。
コメント