先日、Instagramで活動しているHubフィーチャーアカウントである“JapanCityBlues”がアカウント設立3周年を記念し、メンバー10名のフォトグラファーが写真展を開催したので二日間お邪魔してきました。
私自身、写真はスマートフォンやパソコンのデジタルの画面を通して見ることがほとんどで、直接写真展に行く機会はあまり多くない方です。最近、通りがかりに見つけた写真展に入ったりし始めた程度です。
今回、メンバー全員昔から写真を見ていた方々だったので、部外者ですがかなり楽しませてもらいました。
JapanCityBlues
“JapanCityBlues”はInstagramで活動している写真フィーチャーアカウントです。
アカウントのフォローと #japancityblues のタグがついた投稿の写真が毎日2、3枚がセレクターによって選ばれてリポストされるのです。
“JapanCityBlues”が選ぶのは雰囲気ある日本の横丁や路地裏の写真が主です。どんな写真かはアカウントを見てもらえればすぐにわかります。
セレクトされる写真はどれも素敵な写真ばかりで街中の写真を撮る上では大変勉強になります。
フォロワー数も21.7万人(2022.12現在)と日本の活動しているフィーチャーアカウントの中では絶大な影響力を持ちます。
写真展
写真展は2022.12.15~18日で開催されていました。私は17.18日と両日4時間程滞在し撤退の手伝いをしました。
入り口からとてつもない破壊力の写真ですよね。
Seiji(@dfg_mgk)
入り口入ってすぐ右手、Seiji(@dfg_mgk)さんの作品です。いきなり眼福ですね。
Seijiさんは私が写真を始めた初期からInstagramで写真を拝見しています。
“JapanCityBlues”の創設者の一人でもあり、アカウントを運営しているメンバーうちの一人です。
Seijiさんのスナップ写真は構図からタイミング、時間帯などどれもピカイチです。特に夕方の写真や日中の光と影の写真が印象的です。スナップ写真なのに、構図もしっかり決まってて、どこにどういう人が通った時に撮ろうなど、撮る前から頭の中に完成図があるのだろうという狙い通りであろう完成度の写真が多く一枚一枚じっくり見てしまいます。あまりにもピッタリな被写体が捉えられすぎているのでタイミングを引きつける運が凄いのではと思いましたが、完成形が頭の中にあるからこそタイミングを逃さないんだろうという結論に至りました。笑
スナップ写真を撮る人も数でない人も勉強になることが多いのでチェック必須ですね。
DMではやり取りをするのですがお会いしたことがなく、今回顔を合わせることができてよかったです。写真を撮りに行こうという約束もしたので、撮影の視点をなmで見るのがとても楽しみです。
Kick(kick_777)
Kick(@kick_777)さんも“JapanCityBlues”の創設者の一人で、アカウントの運営もされています。
Kickさんも、私が写真を始めた時から写真を拝見していて、今回顔を合わせるのは初めてでした。
東京のスナップ写真といえばとすぐさま思いつくフォトグラファーの一人です。
新宿思い出横丁やお祭りの写真の印象が強いです。数ある路地裏写真の中でも、被写体がピックアップされている写真や人が密集しているお祭りや通りの写真がとても好きです。そんなところから撮れるの?!と驚く写真もあれば、人の密集している写真では上からの俯瞰や頭より少し上の目線からおそらくカメラを上に上げて撮影されていて(身長が高いだけかも知れない)人の頭が多いのが奥までしっかり見えるように撮られててしっかり奥行きや、その場の密度がすっと伝わってきます。
服に写真をプリントされていました。笑(隠し撮り)
Yasufumi(Yasufumi_phot)
Yasuhumi(@yashumi_phot)さんも昔から見ているフォトグラファーの一人です。
Yasuhumiさんは東京の写真意外にもドローン撮影や多くの写真スポットや絶景にも訪れていてさまざまな写真を撮られています。
構図やタイミング(時間帯も)もとても綺麗ですが、私はレタッチの丁寧さがとても好きです。
日中の光がある写真の明暗のコントラストがしっかりしていてとても立体感があります。「光」が特に強調されている写真も多く見られて、見てもらいたいものやどんな雰囲気を感じて欲しいのかがスッと伝わってきます。
写真の色味はその人の個性がよく出るものですが、Yasuhumiさんの色味は実際の色味が近いですが、自身の色や雰囲気があって目立たせたいものに目がいくようにそれぞれの色味の調整がされているように感じます。
この浅草三社祭の本殿からの写真はとても好きな一枚です。
Kotaro(kota_ro)
Kotaro(kota_ro)さんはFujifilmのカメラも使用していますが、GR3でモノクロ撮影をメインでしているイメージがとても強いです。
JR八高線、五日市線、東武東上線、次京王線の駅を一つずつ順番に巡っていたり、地元民しか知らないようなお祭りに出向き、目新しい写真を撮られていて一枚一枚見るのがとても面白いです。
もちろん私が以前ハマっていた東京のスポットの写真やストリートな写真も、私が写真を始めるよりも前にすでに撮影されていて驚きました。
写真を見ていても面白いのですが、お話を聞くのも有意義な良い時間になるでしょう。
Junya(@jungraphy_)
誰もが知っているであろうフォトグラファーのJunya(@jungraphy_)さん
流行りのInstagramの夜景、ストリート、玉ボケ写真や色味は彼の写真から影響を受けている方がかなりいると思います。
東京を非現実な場面を切り取っているように見えて、ここがいつも見ている新宿や渋谷なのかといつも思うくらい。
私自身もどんだけの影響を受けたか分からないくらいです。写真を始めた時から拝見していますが、どの写真を見たときも脳に電気が走るような衝撃が走ります。同時に写真へのモチベーションも上がるのです。それくらい魅了する力やインパクトが写真にあります。
環境や構図、状況、編集などへの拘りがとても強く、たくさん写真を撮っているはずですがSNSに投稿される写真はJunyaさんが厳選したクオリティの高い写真のみとなっていて完成度が高いです。
一つのスポットに徹底的に通って撮影されているので、新しい場所での写真が待ち遠しいです。
この写真はかなり昔の写真です。最近は街の写真が多いですが、こういうストリートな写真もとてもかっこよく好きなので今でもたまに見にきます。以前の投稿の長秒露光夜景や玉ボケの写真などもぜひ見てもらいたいです。
あとたまに私がインフレームしてます。笑
Kenta Hayashi(@nickelpack)
Kenta Hayashi(@nickelpack)さんは撮りに行く先でよく出会う人No.1の方です。
Kentaさんは永代橋のレーザーのイメージがとても強いです。今回はそのようなジャンルの展示ではないのでないですが。
秋葉原を中心とした雨の写真が多いのですが、ネオンの光が強調された街の写真が印象的です。
被写体にはたまに娘さんが写っていることがあったり笑
以前とは違った色味な写真になっていますが、個人的にはマゼンタなどの色味が入ったサイバーパンクな写真はとても好きです。
ネイチャーやデイタイムの写真も撮っていくとおっしゃていたので楽しみです。
どちらかというとこの綺麗なレーザーの撮り方などを聞いてみたいです。笑
Jaja(@jaja_photo_)
大学生(JD)フォトグラファーのjaja(@jaja_photo_)さん。
このゴリゴリの東京近郊の雨のストリートスタイルは女性では彼女以外私は知りません。笑
学業も普通の学生の何十倍も忙しいのにも関わらず、豪雨の時は必ずどこかへ出向いてストイックに撮影されています。それは朝昼夜深夜構わずに、、、
一枚一枚の撮り方や編集まで拘りがかなり強く写真の編集は一枚に数時間かかる時が多いとか。
この作品のクオリティの高さはそういった常人にはとてもできないようなストイックさ熱意からくるものなのでしょう。
中華街には何度も訪れていて、何度も来ないと撮れないような写真も数多くあります。
Daiki Hosaka(@daikihosaka)
Daiki(@daikihosaka)さんを知らない人もそうそういないのでないでしょうか。
私も写真を始めた当初から存在は知っていました。(アイコン画像が知り合いに似ていたのと投稿枚数がおかしかったので笑)
関わりを持ち始めたのは2022年からがメインではありますが、今は家が近くであることもあり、写真を取りに行く時は9割は一緒にいます。笑おかげでまた、今まで関わらなかったいろんな方との交流が増えました。
Daikiさんは毎日10枚投稿をしているにも関わらず投稿しているのは1ヶ月以上前に撮影したものという写真狂です。笑
FujifilmのカメラとLeica Qの二刀流で街を巡っています。
光と影を絡めた写真やネオンの光が目立つ夜の飲み屋街の写真も印象的です。
撮影時もストイックです。同じロケーションに6時間は軽くいれるでしょう。笑しゃがんで撮ったりと次々と色々な構図を見つけてきて、私が同じ場所で写真を撮っていても10倍は枚数撮っているはずです。
写真の書籍や知識も多く、かなりの知見を有していていつも浅い知識を持つ私は勉強になります。
Hazuki(@aui_oia)
Hazuki(@aui_oia)さんはDaiki(@daikihosaka)さんの奥様で、一緒に撮影に行く機会が多いです。
撮影はFujifilmのカメラとGRⅢ。撮影のスタイルは見てて自由さを感じます。ですが構図はしっかりしています。
モノクロで写真が多く見られますが、展示されていた写真でもそうなのですが、カラーでも良い写真だと感じる写真がモノクロで表現することでさらに写真の良さを引き立てていてます。
今回モノクロの良さを展示でさらに感じることができました。
この写真はカラーでも良い写真だと感じますがモノクロの方が良いと第一印象で感じた一枚です。
Megumi
今は亡くなられたMegumiさんの写真です。こうやって残していた写真を展示で見ることが出来るのはとても嬉しいことですね。
自分が亡くなった後も、誰かが写真を見てくれるのは嬉しいことだと思います。
もっとたくさん写真を残したいなと感じました。
会場内の雰囲気
会場内は多くの方が見られている時間が多かったです。
私も知っている方がたくさん来られていて、久しぶりに会う方もいたのでとても楽しかったです。
今回のメンバーのフォトブック。残ったら購入しようと考えていましたが、最後に完売していました。
Junyaさん考案のローアングルプレート。三脚とは違った便利さがります。
カフェも良い
Newbury Tea and Coffee
今回の展示を行っていた展示スペース、実はカフェが併設されているのです。
ナポリタンやグリーンカレーの他、コーヒーとパイやチーズケーキなどのアメリカンスイーツも絶賛です。
以前訪れた時に食べてからとても好きなチーズケーキです。
中にブルーベリーのソースが入っていてとても相性がいいんです。
1日目なくてかなり残念そうにしていたところ、二日目はわざわざ取っておいてくれて嬉しいかったです。笑
所在地 : 東京都本郷5-1-11 1F
営業時間 : 11~20時
最後に
今回、知り合いが多く参加する写真展だったため、展示していないにも関わらず自由に滞在させてもらいました。笑
展示会場の雰囲気を遠目で見ていたのですが、自分も写真の展示に参加したい気持ちになりました。
まだまだ展示するような納得した説明ができるような写真は撮れていないのでいつになるが分かりませんが、そんな事考えないでやってみた方が良いのかなとも感じます。
2023年は、知り合いだけではなく色々な写真展に足を運んでいこうと思います。
Lightroomプリセットはこちら
コメント