綺麗な夜景を撮りたい、、、!そう思いカメラを購入。しかし、あの写真のように綺麗にならない、、、
そんな経験をしている方、かなり多いのではないでしょうか?
何万円もするカメラを買ったのだから綺麗に映るのだろうと期待を込めたかもしれません。しかし、最新のスマートフォンとは違いカメラではしっかり撮影の設定を撮影しないといけません。そのままオートモードで撮ろうとものならスマートフォンの方が優秀に撮影してくれてしまうことでしょう。泣
夜景の撮影はハードルが高いと思われていますが、コツを知っていればとても簡単に綺麗に撮影が可能です。
今回は、カメラで綺麗な夜景を撮影するコツをご紹介します。
カメラで綺麗な夜景を撮るには?
夜景を綺麗に撮影しやすくするカメラアクセサリー
夜景を綺麗に撮影するためには、カメラ三脚、レリーズ、忍者レフは持っていると良いでしょう。
どの三脚を買えばいいの?
暗い場所でカメラで綺麗に撮影するには、カメラを固定してなるべく動かさないように撮影することが必要になってきます。もちろん手持ちや三脚がなくても綺麗に撮影することは出来ます。ですが、カメラを固定するカメラ三脚があるとかなり写真の質が良くなります。
どの三脚を買えばいいの?悩みますよね。電化製品のお店のカメラの三脚コーナーに行くと無数の三脚が立ってますもんね。(カメラ好きの方はそこをディズニーランドと呼ぶ)
結論を申しますと、最初に買う三脚は正直なんでもいいです。
最初はお試しでいいんです。どんなものか知って上で自分に合ったものを選べばいいのです。
街の夜景を撮影するのであれば、コンパクトで軽くて安いもの(カメラリュック等のサイドの付けられるもの)トラベル三脚などを選ぶと良いでしょう。(夜景以外の撮影に関してはまた変わっていきます)
この三脚は私が初めに購入したおすすめのトラベル三脚です。
たまにデカくてしっかりした重い三脚をリュックにも付けられず、カメラバッグに加えて手で三脚を運んでいる方がいますが、確実に持ち歩くのが嫌になり撮影も億劫になっていくのでやめた方がいいでしょう。
通常三脚にカメラを固定する際、カメラの底面部のネジ穴に三脚の先端のネジを回して固定しますので時間がかかります。
ですが、アルカスイス(互換)の三脚は、付属のアクセサリーをカメラの底面部に装着しておくだけで、アルカスイス互換であればすぐに三脚にカメラを取り付けることが可能です。
現在ではアルカスイス(互換)の三脚が主流になっているので、初めに選ぶのも選択肢です。
自由自在にシャッターをコントロールするレリーズ
シャッターをリモコンでコントロールできるアイテムです。
夜景をなるべく綺麗に撮影するには、カメラを固定して動かさないように撮影する必要があります。しかしシャッターボタンを押した時にカメラが動いてブレてしまいます。通常カメラには、セルフタイマー機能が付いているので、触れることなくシャッターが切れますのでレリーズはなくてもいいです。しかし、毎回セルフタイマーで数秒待って撮影という流れは時間を少しずつ無駄にしてしまいます。また、高度な撮影(星や長秒露光でのバルブ撮影、自分でタイミングをみてシャッターを切る撮影)といった撮影方法では必須なアイテムとなりますので持っておいて損はしないでしょう。コードでカメラに取り付けるものからワイヤレスまで存在します。比較的安価なものも多いのでお試しで使ってみるのもいいと思います。
私が最初に購入したレリーズは1000円ほどでした。
ワイヤレスレリーズはとっっても楽です。買って良かったです。
ガラスの反射を無くす忍者レフ
夜景を撮影するとき、屋外とは限りません。街の夜景となれば建物の中らガラス越しに撮影することがかなり多いです。そうなるとフロアの光がガラスに反射してしまい、写真に反射が写り込んでしまい台無しです。そのような時は、カメラの周辺を黒い大きな布や服で覆い反射を防ぐことも可能です。ですが、毎回そのような撮影の仕方は難しいです。そこで忍者レフが活躍します。
忍者レフはレンズの先端の方にくぐらせてセットすることで反射を防ぐことができる便利なアイテムです!レンズの画角によって購入するサイズには注意が必要です。広角であればあるほど大きいものが必要となってきます。
夜景を撮影するのに必要レンズの画角
夜景を撮影するのに超広角〜超望遠域(12~400mm)の画角まで必要となってきます。
都市の展望台であれば超広角から中望遠(15~70mm)までのレンズを使用することが多いです。
遠くの建物をズームアップして撮影する場合は、やはり超望遠レンズが必要になります。
理想はすべての画角をカバー出来るレンズを所持していると良いですが、自分がどのような夜景を撮影したいかに合わせて所持するレンズを決めるのもいいと思います。
私の個人的なおすすめな画角は 24~70mm > 12~24mm > 100~400mm の画角の順番で所持しているといいと思います。
広い範囲の画角をカバー出来るレンズがあると荷物も少なく軽いので、撮影意欲も高まります。
私も以前は夜景の撮影にレンズ数本に三脚とカメラアクセサリーを持って撮影に出ていましたが、やはり荷物の量と重さがネックでした。
SONYのEマウントになりますが、TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDは軽くて安くて写りも綺麗ですのでかなりおすすめです。特にカメラ始めたてで、どのレンズを買えばいいかわからない方に初めの一本に勧めたいレンズです。
夜景を綺麗に撮影するためのカメラの設定
さて、カメラの設定はかなり重要です。綺麗に夜景を撮影するためにはオートモードではいけません。
ある程度自分でカメラのISO感度,SS(シャッタースピード),F値,露光量を設定をする必要があります。
しかし、いきなりマニュアルモードで撮影するのが難しい!という方もたくさんいるかと思います。
そういう場合は、露光量、F値、ISO感度は自分で決めるとシャッタースピードは勝手に設定してくれるモード(SONYで言うとAモード)などにすると初めは撮影しやすいです。
私が夜景撮影の際に気をつけている事
- 白飛びをしないようにする
暗いところ明るく写すために、明るくしすぎてしまうために元から明るいところが白く飛んで不可逆性な状態になってしまします。こうなってしまったら編集でも戻せません。
- F値を14より上げない
レンズには回折現象がります。レンズによって異なりますが、一番画質が綺麗に撮れるF値もあれば、多くのレンズはF値が14を超えていくと画質が悪くなります。ですのでF値は14よりは上げない方が良いです。長い時間兆秒露光したいのであればNDフィルターを使用した方がいいです。
- 色々な明るさで撮影する
白飛びをしていないかなり暗い露光量の写真から白飛びもしているが全体が明るく黒つぶれをしていない写真まで3~4枚一箇所で撮影をします。後から編集した時に選ぶことができます。また、高度になりますが編集でそれぞれの写真を合成することで、白飛びも黒潰れもしていない最も綺麗な写真を作ることも出来るためです。
次にそれぞれの設定するパラメータもみていきます
- 画像データはrawデータで撮る
これは必須です。どのカメラにも画像の保存方法設定がります。FUJIFILMだと画質モードという項目です。
FINE,NORMAL,RAWとあります。FINEやNORMALはJPEGデータでの保存となります。
JPEGデータは、画像データを圧縮し容量を軽くします。画像の情報量は減り、画像編集には向きません。
RAWデータでの保存に変えます。RAWデータで保存することで、画像の持っている情報が全て保存されます。後で画像編集をするときに好みに思い通りに仕上げられます。
ISO感度はどのくらい?
三脚使用時はほぼISO100で撮影します。手持ちの場合はISO1000までには抑えられるようにしています。
逆にISOを100より下げてしまうと画質が落ちてしまうので注意しましょう。
SS(シャッタースピード)
三脚を使用している場合、他の設定に合わせて決めるのですが、車の光跡など入れたいのであれば長くする必要があります。多少揺れる撮影スポットもありますので、10秒以内にはしていることが多いです。上記の写真のように光の光跡を入れたいのであれば、NDフィルターを使用して180秒ほどにして撮影することもあります。
F値は?
夜景の撮影は全体的にピントを合わせていきたいので、F8~F14まで絞り撮影します。最近はF8で撮影することが多いです。(レンズの最も画質が良いF値はF5.6あたりからF8のものが多いです)
長い時間長秒露光撮影したいのであればNDフィルターなどを使うべきです。
まとめと注意
さて、いかがでしたでしょうか。綺麗な夜景を撮影するのは難しく感じるかもしれませんが、必要な道具や取り方さえ知っていれば誰でも綺麗に撮影することが出来ます。また、写真の編集も重要になってくるので、それはまた別の記事で紹介していきます。
三脚使用するにあたっては、屋外ですと使えない場所は少ないですが、屋内の場合使用できない場所もあります。三脚の使用できるかどうかはご自身で調べてマナーよく撮影所ましょう。
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