初心者がカメラを選ぶのって、正直どうやって選べばいいか分からない人の方が多い多いです。
スペックはある程度欲しいと最初から希望しない限り、10年以上前に販売されたカメラでも全く機能的に問題ありません。
私が思うに、初心者がカメラを選ぶ時は、自分の気に入った見た目のカメラで選ぶのが一番正解だと思っています。
私が最初にカメラを購入したときは、ヨドバシカメラの店員に聞きました。そこに店員の意思はなく、聞かれたらこのエントリーモデルを教えるという流れで定番のエントリーカメラを購入しました。
機能が気に入らないとかは正直分からないので不満はなかったですが、デカくて重い、そして何よりレンズをつけたカメラの外観が嫌いすぎて売却してカメラをしばらくやめてしまう事になりました。
FUJIFILMでカメラを選びたいと考えてこの記事を開いてくれた、特に初心者の人にはぜひ最後まで読んで欲しいです。
FUJIFILMのカメラには、値段も大きく変わりすぎないけど初心者から慣れた人までおすすめできるカメラは多いです。
カメラ選びに悩んでいる初心者やサブ機の購入を考えている方も参考にしていただけたらと思います。
FUJIFILM X-T30 レビュー
X-T30は2019年3月に発売した割と新しいミラーレスカメラです。
FUJIFILMには多くの種類のカメラがあり、X-TシリーズではX-T5(一桁),T30(二桁),T100(三桁)といったTの後ろに数字がつきます。
Tの数字の後が一桁はプロからハイアマチュア、二桁はミドル、三桁はエントリーモデルといった区分になります。
今回おすすめするX-T30は二桁なので真ん中のミドルモデルとなりますが、初心者からカメラ慣れしている人にまでおすすめできる購入しやすいカメラとなっています。
X-T30Ⅱというマイナーチェンジモデルもありますので間違えない様にしてください。
ふとあることがきっかけで私も手元にこのカメラがあり、使用する機会がたまにあります。
現在X-E4があるため役割が被るためあまり使用しませんが、X-E4と同じく愛用したくなるカメラです。
外観
やはりカメラを選ぶ上で最も大事にしているといいと思うのは外観です。
自分が持っていてモチベーションが上がる、机に置いてずっと見ていたいと思えるようなカメラであれば完璧です。
X-T30はカメラらしいクラシックな見た目です。カラーはシルバー。(ブラックチャコールシルバーもあります)
サイズは幅x高さx奥行き(118.4×82.8×46.8 mm),重さは約383g(バッテリー、メモリーカードを含む)
とかなり軽量コンパクトでカメラ初心者やサブ機としてはかなり相性が良いです。
レンズ(XF35mmF1.4 R)を付けた見た目。とっても良いですね。
カメラの軍艦部(上部)には露出補正ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、オートモード切り替えスイッチが付いています。
私はFUJIFILMのこのダイヤルで操作するレトロな感じがとても気に入ってます。
反対側には撮影モードのダイヤルが付いています。このダイヤルで、連写撮影に切り替えたりなどがすぐ出来ます。
カメラ下部にはフォーカスダイヤルがあり、オートフォーカス2種とマニュアルフォーカス(自分でレンズを回しピントを合わせる)感覚で切り替えが可能です。個人的にはこのダイヤルが付いているの嬉しいです。
フラッシュ機能が付いています。ダイヤルのレバーを動かすだけで使えます。
光の当て方は正面からで光の強さは調整できませんが、暗い所でもフラッシュでの撮影は可能です。
グリップはこのくらいあれば十分くらい持つのは安定します。
ボタンはかなり押してる感があり良いです。ファインダーも真ん中にあるの嬉しい。しかし、覗いた時にモニター画面に鼻が当たってしまうのが少し気になります。
モニター画面はしまっている時に少し盛り上がった状態です。X-E4やX100Vのように流石にフラットではありません。
2方向のチルト液晶モニターです。カメラを縦にして見やすいわけではありませんが、横写真の撮影には便利に使えます。
もうポケットに入ってしまいますね!
スペック
私が、知っておくといいと思うスペック情報が以下になります。
有効画素数 | 2610万画素 |
センサーサイズ | APS-C |
センサー形式 | X-Trans CMOS IV 裏面照射型 |
画像処理エンジン | X-Processor 4 |
ISO感度 | 160~12800(拡張80~51200) |
SDカード | シングルスロット(1枚) |
手ぶれ補正 | なし |
サイズ(幅x高さx奥行き) | 118.4×82.8×46.8 mm |
重量 | 約383g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
モニター解像度 | 104万ドット |
ファインダー解像度 | 236万ドット |
顔検出瞳検出 | あり |
フィルムシュミレーション | 16種類 |
バッテリー撮影可能枚数 | 380枚 |
値段(本体のみ) | 中古 82440円~ |
有効画素数
画素数は2610万画素と撮影で困るところはありません。撮影した写真をクロップしすぎると気になるところは出てくるかもしれません。
センサー形式、処理エンジン
X-Trans CMOS IV 裏面照射型、X-Processor 4というセンサー、画像処理エンジンは、X-T4やX-E4といったハイアマチュアの人も使うカメラと同じなのです。高いレベルの解像度があり、多彩な色味やオートフォーカスを実現します。
手ぶれ補正
X-T30は手ぶれ補正は付いていないので少し注意が必要です。手ぶれ補正が付いているカメラではある程度の揺れは抑えてくれますが、付いていない場合、シャッタースピードが1/180くらいでも撮り方によってはブレることも出てきます。
慣れればそこまで気にはなりませんが、カメラと撮影ブル、被写体両方動いていたりするとブレが出やすいです。
ブレが少し混ざったような写真がリアルな日常感を出す、といった事もあるとは思いますが、少し気にしながら撮影する事で撮影スキルも上がっていくのではないでしょうか。
サイズ
カメラのサイズ(幅x高さx奥行き)は118.4×82.8×46.8 mm、重量383gととても小型軽量です。分かりやすいようiphone14proと比べます。笑
こうして比較してみるとX-T30がいかに小型カメラなのか伝わるのではないでしょうか。
iPhoneの画面が汚いのは気にしないでください。笑
顔検出瞳検出
X-T30は顔検出、瞳検出機能があるため人を撮影するときなど、ONにすることで瞳や顔にピントを自動で合わせてくれます。
マスクしていると検出されないことがほとんどです。
フィルムシュミレーション
FUJIFILMといえばフィルムシュミレーションに興味を持つ人が多数いると思います。
X-T30では16種類使うことができますが、人気度の高いクラシックネガは入っていませんので注意が必要です。
マイナーチェンジモデルのX-T30Ⅱにはクラシックネガも入っています。
値段
X-T30やX-T30Ⅱは生産が少量しているため、新品で販売している所は少ないです。
中古であれば購入ができる所もあり、最安値84220円〜となっています。これは本体のみの価格です。
最初の一台としてやサブ機としては中古でも全く問題ないと思います。
作例
カメラで撮れる絵は、私が使用しているX-E4やX-S10とほぼ同じなのであまり載せませんが参考までにどうぞ
北海道でレンズはXF35mmF1.4 Rとホワイトミストフィルターを使い使用した時の写真です。
まとめ
カメラを初めて買おうと考えている人は、何を基準に買えばいいか分からず、お店などで聞くと店員の言われるがままに選んで購入してしまう方が多いです。
カメラを選ぶ時、私が大事だと思うのは自分が使ってて、持ってて嬉しいか、ワクワクする、テンションが上がるといったことがあるものを選ぶことです。それは、とても綺麗に写真が写ることであったり、見た目がかっこいい出会ったり、軽い小さいなどなんでもいいのです。人によって違いますから。
自分が実際に見て触って直感で良いと感じたものをぜひ選んで欲しいです。
そんな中、私がおすすめする一つがこのFUJIFILM X-T30です。最初に購入して、そのまま気に入って長く使ってしまうカメラになるのではと思っています。ぜひ気になったら、一度見に行って見てください。
もちろんサブ機としてや、ちょっと出かける時用のカメラとして愛用するのも良いですよ。
カメラやレンズを新しく購入する時は、購入前に一度レンタルしてみて自分が本当に必要な機材か確かめた方がいいです。
私もさまざまなカメラやレンズを購入しましたが、思っていたのと違くて買っては売ってを繰り返していました。
レンタルしてみて本当に良いと思えた機材を購入した方が結果的に安く済みます。
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