FUJIFILM X-T5を購入して2ヶ月ほど経ちました。
X-T5は一言で言うと、この高い性能でクラシカルでカッコよくコンパクトなカメラです。
結論から言うと買って後悔する人はいないんじゃないかなと思います。
今では出かける時には必ず持っていく相棒カメラであるFUJIFILM X-T5を見ていきます。
FUJIFILM X-T5
X-Tシリーズの5代目となるX-T5は、Xシリーズの原点である小型・軽量・高画質に拘り、写真を最優先に設計されたスチール勢にはたまらないカメラです。
クラシカルなデザイン
FUJIFILMと言えば、レトロでクラシカルなデザインのカメラが多いですよね。
中でもX-Tシリーズは特にレトロをイメージしたクラシカルなデザインとなっています。
見た目はレトロな雰囲気ですが中身は最先端。
ボディのカラーはシルバーとブラックがありますが、レトロな外観にお惹かれたんも理由の一つなのでシルバーを選びました。
以前の私ならブラックを選んでいたでしょうね。
私の手は小さい方なのですが掴むとこのサイズ感です。
コンパクトさが伝わりますよね。
軍幹部にISOダイヤル、シャッタースピードダイヤル、露光ダイヤルの全てが揃っています。
全てダイヤルで設定を完結できるので、電源を切っていても画面を見なくても感覚で設定が出来るのは物凄くありがたいです。
ダイヤルが勝手に動かないようにするダイヤルロックボタンもついています。
ダイヤルは2つ重なっていてISOダイヤルの下のダイヤルはHDR,S,CL,CH,BKT,ADV,パノラマ撮影を切り替えることが出来ます。
シャッタースピードダイヤルの下に付いているダイヤルはSTILLとMOVIEを切り替えることが出来ます。
FUJIFILMのフジノンレンズはF値をレンズで買える事ができるので、全てダイヤルで設定をすることが出来ます。
実はX-Tシリーズでしかこれは出来ないんですよね。
他のFUJIFILMカメラにはISO感度のダイヤルは付いていません。
前側の左下部にはAF-S,AF-C,MFを切り替えるダイヤルがあります。
グリップは安定するくらいあります。指の第一関節には届かないけど指の力が入りしっかり支えられるくらいです。
このグリップについているダイヤル、地味に使いやすくてありがたいです!
その隣にあるボタンもグリップを握る第2指ですぐ押せるので使いやすいです。(私はデジタルクロップを設定しています。)
X-S10,S20と比べるとグリップは少ないと感じますが十分です。(X-S10,S20のグリップが異常に深すぎる)
他社メーカーカメラを使う人にとってはグリップこんなに浅いの?!持つ場所ないじゃない!て思うと思います。私もそうでした。
後面です。ボタンも多くカスタムがしやすく、またボタンんも押しやすい形をしています。
他のFUJIFILMのカメラを使ってからだと特に感じます。笑
ファインダーもしっかり覆われて光が遮れるのでよく見えます。
モニターは3軸チルトですので横取りも縦撮りもしやすいです。
最初はモニターちょっともり上がってるじゃんって思いましたが、本当に便利です。
縦か横どっちかだけで二段階開くことはあまりしないです。壊しそうで怖いので。笑
スペック
FUJIFILM X-T5 | |
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有効画素数 | 4020万画素 |
画像処理エンジン | X-Processor 5 |
対応SDカード | デュアルスロット / ~UHS-Ⅱ |
ISO感度 | 125~51200 |
手ぶれ補正 | センサーシフト方式5軸補正 |
シャッタースピード | 30秒~1/180000 |
ファインダー | 約369万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
液晶モニター | 3方向チルト式/184万ドット |
フィルムシミュレーション | 19種 |
バッテリー | NP-W235 |
撮影可能枚数 | 約580枚 |
本体外形寸法 | 129.5mm×91mm× 63.8mm |
動作環境 | -10℃~+40℃ |
高解像な有効画素数
FUJIFILM HPより
第五世代「X-Tran CMOS 5 HR」センサー(裏面照射型高解像4020万画素センサー)と「X-Processor 5」を搭載しています。
X-Trans CMOS 5 HRは4020万画素の高画素化に加え、画像処理のアルゴリズムを改善し圧倒的な解像力となります。
また、X-Processor5による高速処理によりXシリーズ史上最高画質を実現。
デュアルスロットの搭載
やはりデュアルスロットによりSDカードを2枚セットすることができます。これにより片方のSDカードに何かあった時にすぐさまもう片方のSDカードに切り替える事も可能ですし、撮影データのバックアップも取る事が出来ます。
趣味範囲では正直シングルスロットでも問題ないですが仕事で使う場合には重宝するでしょう。
手ぶれ補正が強力
X-T5はセンサーシフト方式5軸補正で7.0段の手ぶれ補正を搭載していますので、低速のシャッタースピードや望遠域の撮影でもブレることが少なく撮影しやすくなっています。
最高~1/180000の驚異的なシャッタースピード
なんと最大シャッタースピードは~1/180000といつ使うんだというレベルのシャッタースピードまで設定可能です。
開放F値1.2などのかなり明るい単焦点レンズを日中の日差しがある中で使用したりする場合NDフィルターなどで暗くしないと明るすぎて撮影出来ないというような環境でも、~1/180000までシャッタースピードが上がるのであればNDフィルターなど使用せず問題なく撮影することができるでしょう。
*カメラの設定の「シャッター方式」がメカニカルシャッター(MS)のみになっていると~1/8000までしかシャッタースピードは上がらないので注意しましょう
ファインダー倍率
ファインダーを覗いた時の見え方はレンズの画角の0.8倍広く見えます。
これは賛否両論あるのではないでしょうか。多くは、ちょっと広めに見えるからレンズの画角の外が少し見れるため状況が分かりやすく撮影しやすいと考える方が多いかもしれません。
しかし、私の場合は少し違います。レンズの画角で見て考え撮影したいので、少し広めに見える状態で撮影した時に少し画角がクロップされた様な感じになり思っていた絵より狭く撮ってしまうことがよくあります。笑
3方向チルト式液晶モニター
モニターは3方向チルト式液晶モニター搭載で横写真、縦写真共に様々なアングルで撮影する時にかなり重宝します。
フィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」
フィルムシミュレーションは19種類となり、X-Tシリーズでは始めて搭載される写真全体にアンバーがかる「ノスタルジックネガ」が入っています。
バッテリー持ち
バッテリー持ちはかなり良く、一日500-700枚ほど撮影してもバッテリーは持ちます。
通常モードで580枚撮影可能なので、撮る時以外はカメラの電源を消すなど工夫をすることでさらにバッテリーの持ちを伸ばすことが出来ますので、よほどでない限りは予備バッテリーは必要ないと感じます。
作例
個人的な気になる所
X-T5は高画素、デュアルスロットですがCF Expressに対応していないというのが少し残念です。
性能面やそのレトロなビジュアルなど不満点という不満点は正直無く、本当に万能な最先端でコンパクトなカメラです。
しかし、X-ProシリーズやX-E4やX100Vのようなカメラ自体への愛着感やコンパクト感はX-T5では私はそこまで感じれません。SONYのα7ⅢやX-S10を持っていた時と似た様な感覚です。
かなりコンパクトであるはずですが、やはり小さいなと思えるコンパクトさではないなという印象のままです。
そこは別で愛着を持ってX-T5よりも更に気軽に使える別カメラを用意しろと言われたらそれまでですが。笑
私の中でX-T5は持っててテンションが上がるカメラという括りではなく、少し気軽なサイズ感でバッチリ撮れるというカメラです。
(個人的には大事なので気になりました)
まとめ
FUJIFILM X-T5はレトロな外観が好きな人も性能がいいカメラを求めている人にも第一番におすすめ出来る万能カメラです。
センサーサイズ自体はAPS-Cセンサーですが、もはや十分すぎるレベルの出来のカメラだと思います。
新しいカメラは毎年増え続けますがFUJIFILM X-T5は間違いなくこの先何年、何十年も使い続ける事ができるカメラになるのではないかと思っています。
今は在庫が少なくなかなか手に入りにくい状態となっていますが2024年前半から販売再開するみたいですので、是非カメラを買う候補の一つに選んでみるのはどうでしょうか。
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