FUJIFILMのX100Vを購入してしばらく経ちました。
結論から言うと、買って最高によかったと感じています。
私は、写真撮影に出かける際は、1枚で映えるような写真意外を撮影しない、興味がないスタイルでした。
使用しているカメラもSONYのフルサイズミラーレスカメラα7Ⅲを使用し、重いレンズを毎度持ち歩いていました。
そんな私が今はX100Vでなんでもない日常の写真を好きなように撮っています。さらにFUJIFILMのその魅力に惹かれてしまい、夜の撮影がメインである私が、フルサイズセンサーのSONYからAPS-CセンサーのFUJIFILMに乗り換えてしまうという決断をしてしまうほど影響を与えるものでした。
FUJIFILM X100V レビュー
外観
作り手がとても細かいところまで意識して作っているのが伝わる文句のないボディです。
付いているXF23mm F2のレンズもとても薄くコンパクトです。
上部のアルミニウムの金属の質感もとてもかっこいいです。
露光やシャッタースピードのシャッタースピードのダイヤルがついています。
何種類かのFujifilmのカメラを触っていますが、このX100Vのボタン配置が一番好きです。
特にPLAYボタンがこの位置にある事で片手で撮影してもそのまま右手だけで撮影した写真を再生することができます。
このようなコンパクトデジタルカメラは、普段から持ち歩くものなので、見た目からモチベーションが上がることは一番大事だと思っています。その点X100Vは満点です。
レンズフードをつけると厚みは増しますがかなり見た目がかっこよくなりますね。
スペック
有効画素数 | 2610万画素 |
F値 | F2~16 |
最短撮影距離 | 10cm |
ISO | 80~51200 |
シャッタースピード | 60分~1/32000 |
連写速度 | 最大30コマ/秒 |
フィルムシュミレーション | 17モード |
質量 | 478g |
サイズ | [幅]128.0mm × [高さ]74.8mm × [奥行き]53.3mm (最薄部 32.7mm) |
EVF | 約369万ドット |
手ぶれ補正 | なし |
モニター | 約169万ドット |
ファインダー | OVFとEVF |
最短撮影距離
最短撮影距離はわずか10cmとかなり近くまで被写体に寄る事が可能です。
軽量・コンパクト
カメラを使う上でまず大事なことは、外に持ち出すことです。
見た目のかっこよさや軽量でありコンパクトであるX100Vは気軽にどこへでも持っていこうという気持ちにさせてくれます。これは一番大事です。
レンズと合わせてわずか478gしかなく、非常にコンパクトなため普段のちょっとしたお出かけにもなんの躊躇いもなく持って出掛けられます。
OVFとEVFが切り替えられる
なんと、X100Vのファインダーはレンジファインダーと電子ビューファインダーの切り替えが出来るのです。
レンジファインダーであれば、目で見た光景をそのままガラスを通して見ながら撮影する事が可能です。
これもX100Vが非常に良い撮影体験が出来ると言われている一つの理由です。
FUJIFILMの自然な写りが綺麗すぎる
FUJIFILMの写りが元の色に忠実でとても綺麗に写るのです。
普段使用していたSONYはどんな色にも変化させることができると感じております。その分撮った段階で感動することはありませんでした。しかし、FUJIFILMのカメラの写りは、撮った段階で色合いが鮮やかで感動しましたのを覚えています。
フィルムシュミレーションが豊富
これはX100Vがと言うよりFUJIFILMのフィルムシュミレーションが良すぎるですね。
フィルムシュミレーションを使い始めてから、写真の現像がプロファイルを当てて明るさを微調整するくらいになりました。それくらい文句のない完成度です。
中でも「クラシックネガ」の写りが本当に最高すぎるんです。
私はフィルムカメラを使ったことがないのですが、フィルムカメラで撮ったかのような写り。
どんな写真も、クラシックネガを当てると、どこか懐かしいような感覚な一枚になります。
言うならば、どんな写真もエモくします。笑
ハイライトは緑傾向の色味を入れ、シャドウはうっすらとマゼンタを乗せることで深みのある描写と立体感を作っているそうです。
日常を切り取るのに最適なX100Vとクラシックネガ、他にもfiルムシュミレーションとの組み合わせは正直反則レベルです。笑
値段設定が高め
高級コンパクトデジタルカメラなだけあって値段が16~19万円ほどと結構高めな設定です。
完成度的には問題ないのですが、この値段は他のレンズ交換式カメラのX-S10やX-E4などのレンズ交換式カメラの本体のおよそ1.5倍くらいします。笑
X100Vは初心者からカメラ慣れしている色々な人におすすめしたいカメラなのですが、少し迷ってしまう値段ですよね。買ってみたらその良さに気づくことができるのですが、、、
2023年4月時点では生産中止による値段の高騰化がしています。中古で24万円~と気軽に手に入りにくいです。
電池持ちが悪い
これは多くのFUJIFILMカメラの言えることなのですが、電池の持ちが良い方ではありません。
撮影しない時はこまめに電源を消していたりしても、1日をバッテリー1個で使うのは厳しく、予備のバッテリーは必須と言えます
AFが遅い
AFに関しては正直あまり早くなのと、後で見返すと合っていないことが多かったりします。
フォーカスを合わせるときの機械音も少し気になります。
シャッター音が舌打ちみたい
これは誰が聞いても舌打ちにこえるでしょう笑
私自身はそんなに嫌いではないのですが、一般的にはあまり良い気分にならない音だと思います。
今実際に舌打ちをしているとその音がシャッター音です。笑
外で使うとき、もしかしたら周りの人に勘違いされることもあるかもしれません。
手ぶれ補正がない
これもFUJIFILMのカメラは多いのですが、X100Vも手ぶれ補正がありません。
FUJIFILMのカメラは手ぶれ補正がついていないものもまだ多くありますが、X100Vもその一つです。日中は正直手ぶれ補正がなくても撮影に支障はありません。暗いところや夜の撮影ではシャッタースピードが遅くなりブレてしまうことも少ないです。しかし、ISOを上げて少しノイズがある写真も、少しブレた写真もそれはそれアリだと思います。
手ぶれ補正機能はボディが大きくなりやすいので、X100Vのスタイル的にはなくてもいいと考えます。
FUJIFILM X100V 作例
さて、お待ちかねのX100Vの作例ですが、クラシックネガを当てた写真の割合が多いですが作例です。
もっと作例が見たい方はこちら
まとめ
X100Vは普段の些細なお出かけや日常の記録を残すカメラとしては完璧なカメラです。もちろん普段のスナップ撮影にも最適なカメラです。写真の本質とは何なのかを教えてくれます。
また、使えば使うほど愛着が出てくるのもこのX100Vの魅力です。
私は、X100Vを買って良かったと感じています。
以前は、いわゆる一枚一枚でインパクトのあるような写真ばかりを撮影していました。しかし、マンネリや飽き、同じ様な写真の飽和にうんざりしている時にコンパクトデジタルカメラに出会い、いくつかのカメラを手に取り、このFUJIFILMのX100Vに辿り着きました。
X100Vのおかげで私の写真の世界は広がりました。
撮れ高を狙う撮影もいいですが、何も考えず写真を楽しむのもいいのではないでしょうか。
カメラやレンズを新しく購入する時は、購入前に一度レンタルしてみて自分が本当に必要な機材か確かめた方がいいです。
私もさまざまなカメラやレンズを購入しましたが、思っていたのと違くて買っては売ってを繰り返していました。
レンタルしてみて本当に良いと思えた機材を購入した方が結果的に安く済みます。
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