玉ボケの写り方はレンズによって変わります。今回は、私が最も玉ボケを綺麗に撮れるレンズを紹介します。
Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 の玉ボケの写り方は、私が知っているレンズの中で群を抜いて綺麗な玉ボケを写すことができると思っています。レンズを選ぶときは作例が一番だと思っているのでしっかり用意しておりますので安心してください。
Voigtranderとは
株式会社コシナ公式サイトより画像引用
Voigtlanderのレンズはコシナから販売されているMFレンズです。
コシナから販売されているレンズは、設計から加工、組み立てと完成ま自社で一貫しているのは有名です。
また、高い光学性能や剛性感と耐久性の金属鏡筒、操作性の良さやが特徴的です。
また、レンズを持った時のずっしり感や金属質が高級感を感じます。
VoightranderではVMマウントのレンズが一番多いですが、他にもSONYのEマウント用のレンズの種類も豊富にあります。最近ではFUJIFILM用のXマウントやNikon用のZマウントのレンズも増えてきています。
Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 レビュー
今回紹介するレンズですが、まずはスペックから見ていきます。
スペック
| 焦点距離 | 40mm |
| 絞り | 1.4~16 |
| 最短撮影距離 | 70cm |
| サイズ | 55×29.7mm |
| 重量 | 175g |
| レンズ構成 | 6群7枚 |
| 絞り羽枚数 | 10枚 |
| フィルターサイズ | 47mm |
| レンズマウント | VMマウント |
40mmの焦点距離
焦点距離は40mmと絶妙な焦点距離です。35mmや50mmの間となっていますが、使いにくいようで実は結構使いやすい焦点距離です。
私自身、35mmの焦点距離を使用していると少し広いなと感じることもあります。
50mmの焦点距離だともう少し広ければと思うことが多くなってきます。
どちらも自身が動いて調整すればいいのですが、その間の40mmの焦点距離は私にとって35mmと50mmのモヤモヤをさらに減らしてくれる、痒いところに絶妙に手が届くような焦点距離だと感じます。
レンズのサイズ・重量
レンズのサイズはとても小さく軽いので、ポケットに入ってしまうほどで持ち歩きやすいレンズとなっています。これほど持ち歩きやすいとついつい一緒に持っていってしまいますね。
写り
意図的に収差を残す事で解放F値1.4の時はピントが合っている部分でもフワッとした写りとなります。
F値を上げて絞ることで鋭いくっきりとした写りになりますので安心してください。
レンズはマニュアルコーティング(MC)とシングルコーティング(SC)の２種類があります。
マルチコーティング(MC)では、ニュートラルな現代的な綺麗な写り。
シングルコーティング(SC)では、クラシカルなオールドレンズの様な写りとなります。
私はマルチコーティング(MC)を使用していました。綺麗な写りが好きな人はマルチコーティング(MC)オールドレンズのような写りが好きな人はシングルコーティング(SC)が向いているかもしれません。ここは好みで選んでもらえるといいと思います。
最短焦点距離
最短撮影距離は70cmとあまり寄れないのが気になる場面は多かったです。
ヘリコイド付きマウントアダプターを使えば50cmまで近寄れる様になりますが、もう少し寄れたらなというのが本音です。
レンズのマウントはVMマウントとなるのでSONYやNikon、Canonなどで使用する場合はマウントアダプターを使用して使う必要があります。
値段
希望小販売価格は50000円となっていますが、40000円前後で手に入れることができます。マウントアダプターも1000円前後で手に入れることができます
作例
さて、お待ちかねの作例です。とても綺麗なので是非見てください。
まとめと注意点
いかがでしたでしょうか。かなりボケが綺麗に写りますね。
Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4で写す玉ボケは他のレンズと違い、立体感や透明感がある様に感じるため、玉ボケが写真の主題にもなるくらいです。このレンズよりも綺麗に玉ボケを表現できるレンズは今のところありません。
ただ、唯一注意したいのは、Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4で綺麗な玉ボケを撮れるのは、F値が1.4の時のみです。それよりも絞ってしまうとボケの形が角ボケになってしまい綺麗ではなくなってしまいます。
F値1.4のピント合わせはかなりシビアになるので、何度も撮り直しすることが多かったです。
ピントもしっかりあってて綺麗な玉ボケの写真が撮れた時はとても感動します。
綺麗な玉ボケの写真を撮りたいと考えている方にはコスト的にもかなりおすすめです。
是非購入してみてください。
カメラやレンズを新しく購入する時は、購入前に一度レンタルしてみて自分が本当に必要な機材か確かめた方がいいです。
私もさまざまなカメラやレンズを購入しましたが、思っていたのと違くて買っては売ってを繰り返していました。
レンタルしてみて本当に良いと思えた機材を購入した方が結果的に安く済みます。
コメント
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