最近SIGMA fpを購入した事もあり再び買い戻したVoigtlanderのNOKTON Classic 40mm F1.4 S.C。
なんだかんだ言って付けっぱなしにして一番使用頻度が高いレンズとなっている。
ちなみに私はこのレンズを購入するのは3回目だ。笑
以前は夜の玉ボケについて言及したが、今回は日中の作例も交えてみていこうと思う。
ちなみに私は最近SONY のα7初期型にこのレンズを装着して楽しんでいる
Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 S.C
Voigtlanderについては上記の記事を見てもらえればと思うので今回は記載はしない。
スペック
焦点距離 | 40mm |
絞り | 1.4~16 |
最短撮影距離 | 70cm |
サイズ | 55×29.7mm |
重量 | 175g |
レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り羽枚数 | 10枚 |
フィルターサイズ | 43mm |
レンズマウント | VMマウント |
発売 | 2004年 |
値段 | 新品中古4万円台 |
サイズ、見た目
コーティングの影響か光に照らすと紫色になる。
サイズはかなり小さいのが伝わるだろう。
ヘリコイド付きマウントアダプターをつけてもこのサイズ
SIGMA fpに付けるとこのコンパクトさ。
SONY α7に付けてもかなりコンパクト。
開放F1.4ではオールドレンズの様な写り
開放F値は1.4とかなり明るいレンズだ。名前のNOKTONもそこから来ている。
開放であるF1.4は全体的にフワッとしていてピントがしっかりと合った部分でもふんわりとした写りでオールドレンズの様な写り。
しかしながら、ピントが合ってるのか合ってないか分からない様な感じではない。これで合っているのだろうと納得できるふんわり感。
S.C(シングルコート)のF1.4ではフレア、ゴーストが出現
オールドレンズでは当たり前かもしれないが、Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 のS.C(シングルコート)では、開放F1.4では光源から45度くらいの角度でレンズを向けるとフレアやゴーストを容易に出現させることが出来る。
ゴーストはレッドとパープルとブルーの虹のような形が特徴的だ。
M.C(マルチコート)ではS.C(シングルコート)と違いフレアやゴーストがかなり抑えられているであろう。
現代的な写りが良いと思う人はM.C(マルチコート)がオススメだ。
最短撮影距離の問題は少ない
Mマウントのレンズは最短撮影距離が70cmほどのものがほとんどだ。
最近ではMマウントでも40cmや50cmと寄れるレンズが出てきている。
しかし、この問題はマウントアダプターを使わないM型LEICAを使わなければそこまで問題ではない。
何故なら、最短撮影距離を縮めるヘリコイド付きマウントアダプターがどのメーカー用にも存在するからだ。
これによりかなり近接まで寄って撮影する事ができるので、テーブルフォトもストレスなく楽しめる。
ヘリコイド付きのマウントアダプターになると少し値段が上がるがヘリコイド付きを選ぶのをおすすめする。
ボケが綺麗
これはオールドレンズ全般に言えることかもしれないが、とにかくこのレンズのボケ、玉ボケが私は好きだ。
フワッと溶けていくような自然なボケ方や玉ボケは立体感があるような玉ボケでバブルボケにも近い。
ボケ自体が主題にもなり得るくらい存在感が強い。
人によってはボケが少しうるさいを感じるかもしれない。
悪天候での使用
レンズ自体に防塵防滴性能はないが、雨や雪などの撮影はどうなのか。
相当な悪天候でない限りは問題なく使えるだろう。
しかし、急な温度差によるレンズ内結露には注意した方がいい。レンズフーフードもないのですぐにレンズが濡れてしまうため、悪天候での撮影自体は難易度がかなり上がる。
雪の日に数時間、急な温度差環境に何の対策もせず使用していたらレンズ内が結露してしまった。
レンズ内結露自体は無くすことに成功したがレンズ内にチリが残ってしまった。
購入しやすい値段
値段は新品も中古もそこまで変わらず4万円台くらいとなっている。
フルサイズのカメラのレンズとしては比較的購入しやすい値段設定だ。
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 S.C になってくると6万円台と一気に上がる。
販売自体も2004年と20年近く経っているのもあるのだろう。
レンズ自体の評判も良く安価であるため、MFレンズの最初のレンズとして購入する人も多い。
作例
まとめ
いかがだっただろうか。
Voigtlander NOKTON Classic 40mm F1.4 S.Cは2004年に発売したレンズとは言え、あまりにコストパフォーマンスが高すぎるレンズだ。
私の中では「神レンズ」のレベルにあるくらいに総合的に高く評価をしているレンズだ。
値段、描写、サイズなど全てにおいて欠点が見つからない。
最近は多く使用するユーザーがー増えている様にも感じる。
是非一度使ってほしいレンズだ。
カメラやレンズを新しく購入する時は、購入前に一度レンタルしてみて自分が本当に必要な機材か確かめた方がいいです。
私もさまざまなカメラやレンズを購入しましたが、思っていたのと違くて買っては売ってを繰り返していました。
レンタルしてみて本当に良いと思えた機材を購入した方が結果的に安く済みます。
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