実は最近写真の編集でモヤモヤしている。
原色からあまり離れさせたくないという思いとフィルムライクな色味や雰囲気にしたいという矛盾で悩まされているのだ。
そもそもフィルムライクとはなんなのか、フィルムカメラを使った事がないのにフィルムライクが分かるのか。
そんな疑問を持ち期待を寄せてフィルムカメラを探し始めた。
選ばれたのはKONIKA C35 EF
様々なフィルムカメラがある中で私が選んだのはKONIKA C35 EFというカメラ。
1974年にKONIKAというメーカーから発売されたレンズ一体型のフィルムカメラだ。
世界初のストロボを内蔵したコンパクトカメラらしい。
このカメラには「ピッカリコニカ」という愛称もあり有名らしい。
レンズはKONIKAの高級レンズであるHEXANON 38mm F2.8が付いている。
たまたまXでおすすめに流れてきたユーザーの今日のカメラという投稿で写っていたのが購入のきっかけだ。
メルカリで2500円で購入したのだが、フラッシュはつきませんでしたと書いてあったが、絶対つくと信じて購入したら案の定ついた。
ほぼ完動品で外観も綺麗だったのでかなり安いだろう。
お店で探すと平気で1万円近くとなる。
スペック
発売年 | 1974年 |
レンズ | HEXANON 38mm F2.8 |
シャッター | 1/60,125/1,1/250 |
露出測光 | Cds測光のプログラムAE |
電池 | ストロボ用 単三電池2本 露出計用 LR44 |
重量 | 330g |
ストロボ | あり |
外観
今の私はカメラ選ぶ時は外見至上主義だ。KONIKA C35 EFのビジュアルに一目惚れと言ってもいい。
可愛すぎる。このビジュアルのままコンデジとして登場したら間違いなく人気になるし買うレベル。
レンズ横のレバーはセルフタイマー。
レンズの上の部分で露出を測っているらしい。
ASAはISO感度のこと。使用するフィルムのISO感度と数字を合わせる。
赤い矢印のレバーをレンズ側に動かすとフラッシュが持ち上がる。
フラッシュがオンになると入れた単三電池×2からキュイーンと音を立てながら電力をチャージする。
チャージされると軍幹部ランプが光るみたいだけども、光らなかった。(不備はここだけ)
なので、15秒もしたら撮るようにしている。
ストロボが上がってレンズから離れる事で赤目現象を軽減しているらしい
軍幹部には巻き戻しレバー、巻き上げレバー、フィルムカウンター、シャッター、ストロボランプ。
底面には電池入れ、フィルム開放ボタン、ネジ穴。
裏蓋、ファインダー、LR44電池を入れる場所。
FUJIFIMのX100Vと並べてみた。
サイズはほぼ同じ。重さはC35の方が当然軽いですが。どっちも可愛い。
撮影はほぼオートで簡単!プログラムAE
KONIKA C35 EFはF値とシャッタースピードはカメラ側で決めてくれるため自分ですることはピント合わせだけ。
だが、ピント合わせは完全目測だ。笑
暗めに撮りたいからアンダーになるように設定するなどは出来ない。
常に適正露出になるようにF値(2.8~16)とシャッタースピード1/60,1/125,1/250の中から決定される。
ピントは4段階のゾーンフォーカス。
1m,1.5m,2m,3m,5m,∞とあるが、絵で分かりやすく表現されている。
バストアップならここ、腰から上ならここ、全身ならここ、景色ならここと。分かりやすいけど大雑把。
シャッタースピード的に日中撮る時は大体F8~くらいがデフォルトになるだろうから大体はピントが合っているだろうという作り。
ピントが少しくらいズレてても許されるのがフィルム。むしろ味になったりする。
カメラの設定とか難しくて分からないという人には撮りやすいし、普段ガチガチにマニュアルモードでとっている人にもい肩の力を抜いて余計なことは考えずに撮れるのは良いことだ。
逆にマニュアルモードでしっかり設定したい人には不向きなカメラであろう。
作例
初めてのフィルム装填で最初が撮れていないのと、知らないうちに巻き戻してしまっていたり、と色々あるがそれもフィルムならではだね。
フィルムは近くのカメラ屋さんで最後の一個だったFUJICOLOR 100 36枚撮り1500円でした。
これが圧倒的に安かったけど、在庫が全然ない、、、
まとめ
初めてのフィルムカメラは大変満足。ピントは目測だから難しいけど、写りがいいしピントが外れていることなどどうでも良くなる。
デジタルではバシバシ撮るから36枚なんてすぐだろうと思っていたけれど、いざフィルムで撮るぞと思うとバシバシ撮れず1日かけてギリギリ36枚となった(すぐ現像したいから数枚は消費目的で撮った)
しかし、フィルム1本の値段が1500~4000円と高額で現像は1000円近く、データ化も高画質にしたら現像と合わせて3000円と驚きしかない。笑
現像、データ化1回だけで本体カメラの値段を超えてしまった。
デジタル至上主義で絶対フィルムには興味を持たないと思っていので、まさかフィルムカメラを使い始めているなんて以前の私では思いもしないだろう。
やはりフィルムスキャナーは早めに買った方がいいと思っている。
そして、LEITZ MINOLTA CLやROLLEI 35 Sなどのフィルムカメラが欲しくなっている私がいる。笑
これが本当の沼なのかもしれない。
私はフィルムカメラで撮影したフィルムを現像に出す時は郵送で桜カメラに毎回お願いしています。
フィルムの値段が上がる中、桜カメラは現像+データ化(600万画素CD書き込み)をフィルム1本480円という破格の値段でしてくれます。
CD書き込みでなくデータ転送となれば、桜カメラに届いた日の夜には現像データ化がされスキャンした写真データが送られてきます。それでもフィルム1本880円という安さです。
フィルムスキャン時の写真の仕上がりの要望も頼む事ができます。
海外のフィルムなど現像可能なフィルムの幅も多く本当にいつもお世話になっています。
フィルムカメラを使っている多くの人に桜カメラを知ってもらえればと思っています。
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