SIGMA fpを手にしてから少し経ちましたが、SIGMA fpは今の所大変気に入っております。
フルサイズでありながら、かなりコンパクトなボディサイズを誇るSIGMA fpですが、コンパクトなサイズに抑えたからこそメカシャッターやストロボなどを装着するホットシューがないなど搭載されていない機能は多くあります。
そのデメリットは知っていながらSIGMA fpを購入したのですが、少し予想外というか毎回撮影時に気にしなければいけない所があります。
フリッカーって何?クラッカーみたいな感じ?
蛍光灯の点滅によって縞々模様が写真全体に出てしまう現象だよ
フリッカー現象
それがフリッカー現象です。
夜のスナップ撮影をしている時に、こんなに問題となるのかと再認識しました。
黒く縞々模様に横にラインが入っているのが見て分かりますよね。
目には見えませんが蛍光灯は東日本では50Hz(1秒間に100回点滅)、西日本では60Hz(1秒間に120回点滅)で点滅を繰り返しています。
ですので、シャッタースピード東日本では1/50,1/100と点滅に合わせるのが基本ですよね。
スマホで動画を夜に動画を撮影すると点滅している事がよくありますよね?あれはフリッカーです。
SIGMA fpは機械的なメカシャッターが搭載されていないです。電子シャッターのみとなります。
電子シャッターはイメージセンサーに当たった光を上から下に順番に露光し読み込んでいきます。
上から下まで順番に露光している間に蛍光灯の光の点滅の点灯していないタイミングでイメージセンサーが記録してしまう部分も出てきてしまい、その部分が暗い状態で写ってしまのです。点灯あり、点灯なし、点灯ありと記録されてしまい縞々の模様になるのです。
メカシャッター(先幕後幕シャッター)があればそのような縞々のフリッカー現象は起きる事はありません。
詳しくは↓の記事を見てみてください。
そうです。結論を言うと電子シャッターのみのSIGMA fpで夜のネオン街を撮影する時は1/125以下で撮影しないとほぼ確実にフリッカーが入ってしまうという事です。
シャッタースピードを合わせるのは良いのですが、微妙にブレが出やすいシャッタースピードしか使えないということが問題なのです。
人々を止めて撮りたい場合や、被写体を撮るにしても動いているとかなりブレが出やすくなってしまうのです。
まあ気にしなければ気にならないのですが、フリッカー厄介だなあと。
ストロボ同調速度
SIGMA fpのストロボの同調速度は1/30(jpeg時)1/15(14bitDNG時)以下です。は??て感じですよね。笑
そんな速度で被写体だったりを撮ることほぼないわ!て思うのではないでしょうか。
これも電子シャッターのみという所の弊害ですね。
電子シャッターではフリッカーがすぐ出てしまうのと同じように、ストロボの光を綺麗に捉えられないのです。
ストロボの光を綺麗に捉えられる速度がシャッタースピード1/30以下という事なんでしょうね。
物撮りなどのライティング時はカメラを三脚に固定して撮影すると思うのでそこまで問題ではないかもしれませんが、使い所によってはちょっとしんどいのではないでしょうか。
まとめ
ストロボの同調速度は気になるところではありますが、そもそもSIGMA fpという個性が強いカメラに全てを求めるのはおかしな話です。
SIGMA fpは圧倒的軽量コンパクトなフルサイズカメラである代わりに、不向きな事も多いある意味LEICAのような立ち位置のカメラだと思っています。向いていない撮影はきっぱり諦めて愛でていくのが重要かなと改めて感じました。笑
ただ、フリッカーに関しては厳しいところなので慣れていくしかないですよね。
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