日々撮影する何でもない写真って沢山ありますよね。
そんな写真の1枚1枚は良い写真だけれども、近頃のSNS上ではパッと見て流されてただただ消費されているように感じます。
その中でも、1枚のインパクトが強い写真ではないけれども少し指を止めてじっと見つめたくなるような写真って見たことありませんか?
スクロールする指を止めてついじっと見たくなる何でもない写真はどのような写真なのか、私なりの考えを思っていることをまとめてみます。
あんまり意味のないような写真も何故かよく見える時ってあるよね
実は色々な要素があってそういう風に見えるのかもしれないね
何でもないけど何か良いと感じる写真
ここで言う「何でもないけど何か良い写真」とは、普段の日常の一面を切り取った写真、スナップでもふと良いなと思い撮影した標識の写真のような写真達です。
1枚1枚の写真は撮影者本人は良いと感じるのですが、それはなかなか見る人にはスッと伝わりにくいです。
そんな写真でもほんのちょっと工夫がされていると、その写真が目に入った瞬間に撮影者が感じる「何か良いな」が見る人にも瞬時に伝わり手を止めてくれるのではと思っています。
その工夫とは以下2つが私がよく見かける工夫の方法ではと考えています。
フィルム風レタッチ
フィルムカメラで撮影した写真って何でもない写真でもなぜか良く見えませんか?
フィルムカメラで撮影された写真からは「懐かしさ」「エモーショナル」「ノスタルジー」など感じる事が出来るからではだと考えます。
ではなぜフィルムカメラで撮られた写真からは「懐かしさ」「エモーショナル」「ノスタルジー」を感じるのか。
それは写真の粒子感、ノイズ感が強いような画像の荒々しさが写真の解像度や色味の再現性の低さに風合いや質感に独特の味わいがあります。
そんな独特の雰囲気、時間の経過感、クラシックな雰囲気が昔実家で見た古い写真を連想させたり、その人の感情を揺さぶるような働きをしているのでないでしょうか。
FUJIFILMのフィルムシミュレーションはまさに分かりやすいですよね。
この写真は明暗を調整し、色味はいじっていない1枚の写真です。
この写真は流れてきても特に手を止める事なくスルーされるような写真だと思います。
この写真はフィルム風(写真の雰囲気にグリーンが狩るようにし粒子感を増し解像度が落ちるような)にレタッチした写真です。
先ほどの写真と比べると、少し手を止めたくなるように変わった気がします。
この写真も同じように明暗を主に調整しただけの写真です。
フィルム風レタッチをしました。どうでしょうか。
もう3枚ほど見ていきます。
いかがでしょうか。
ただ綺麗な写真はいくらでもあり、あまり目に留まらないかもしれません。
それに加えフィルム写真のような独特な個性がある写りの方が人の目を引きますよね。
枠を付ける
これはよく見かけるのではないでしょうか。写真に白枠を付ける。
私の中で、これは展示の写真のように見せ写真1枚1枚を特別のように感じさせる効果があると思っています。
展示されている写真って良くも悪くもじっと見つめて、その写真を端から端まで舐め回すように見て理解しようとしますよね。その感覚に似ているような気がします。
先ほどの写真に白枠を追加してみます。(このサイトの背景が白のため分かりやすく黒背景も追加しています)
最初の色味の調整のみの写真と比べると、かなり1枚1枚に特別感が出てきました。
まとめ
結論、写真にフィルム風レタッチと白枠を追加することで、何でもない1枚1枚の写真も「なんか良い写真」に変える事ができます。
もちろん個人的な見解も入っているとは思いますが、同じように感じる人は多いと思っています。
1枚1枚がまるで作品のようになるので、自身の写真に対する思い入れも強くなり、より自分の写真が好きになっていく事でしょう。
是非色々な形の写真を試してみてください。
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