フィルムカメラを使い始めてから、ずっと使いたいと思っていたフィルムであるCineStil 800Tを夜の街でようやく使う事ができました。
どんな写りなのか想像しながら撮影に臨みましたが、思った通りの良い写りをしてくれるフィルムです。
現像も通常のカラーネガ現像(C-31)が可能なので安心して使用できます。
CineStill 800Tungsten
映画用のタングステン光下用フィルムを写真用フィルムにしたもので、通常のC-41現像が可能です。
割と35mm用のフィルムが買えるようになったのは最近のようですね。
他にもデーライト用のISO50や400のフィルムなども存在しています。
写りや色味
映画用のフィルムからレムジェット層(ハレーション、静電気の防止や潤滑及び保護をする)を取り除いた物で静電気やハレーションが出やすくなっています。
またタングステン(白熱電球)光下用のフィルムなので、ケルビン数は3200ほどで室内などの使用にも向いています。
タングステンフィルムはケルビン数が3200なので写真は青みがかかり蛍光灯など強い光源の周辺には赤いハレーションがよく写ります。
デジタルのカメラを使用した人なら分かりますが、ホワイトバランスを白熱電球に設定すると写真が青くなるのと同じです。
価格や購入場所
フィルムの種類が多いようなカメラ屋さんでは買える事がありますが、店頭には置いていない所の方が多いと思います。
amazonや楽天市場などネットで購入する方が入手はしやすいです。
CineStill 800Tの価格は安い場所で1つあたり3400円~4000円という感じです。決して安価ではありません。
作例
今回は雨の夜の街をメインで撮影してきました。
最後に
CineStill 800Tで夜の街を撮影してみると、サイバーパンク寄りな映画のような写りとなるため、個人的にはかなり好みの仕上がりです。
ISO800ということもあり、夜や室内などの使用がメインとなってくる人は多いと思います。
値段を見てしまうと気軽には使いにくいフィルムではありますが、夜のスナップをする際にはつい使いたくなるフィルムです。
Youtubeでも解説しています。
私はフィルムカメラで撮影したフィルムを現像に出す時は郵送で桜カメラに毎回お願いしています。
フィルムの値段が上がる中、桜カメラは現像+データ化(600万画素CD書き込み)をフィルム1本480円という破格の値段でしてくれます。
CD書き込みでなくデータ転送となれば、桜カメラに届いた日の夜には現像データ化がされスキャンした写真データが送られてきます。それでもフィルム1本880円という安さです。
フィルムスキャン時の写真の仕上がりの要望も頼む事ができます。
海外のフィルムなど現像可能なフィルムの幅も多く本当にいつもお世話になっています。
フィルムカメラを使っている多くの人に桜カメラを知ってもらえればと思っています。
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